㉗避難、学校、英会話

2021年03月11日

NPOからの招集を受け、とりあえず、さいたまスーパーアリーナに行った。

廊下に、段ボールで区切られたスペースが、無数にあった。

人々の顔は、よく判別できない。 なのに、妙に、部屋は、明るい。

NPOの代表から、ここで、学校をやるよ・・といわれた。

家族を、家を、失った子供たち。

学校ってどれだけ、必要なんだろう?

ちょっと、とまどった。

学年別に分かれた、仮の教室。

元気な子。

めんどくさそうな子。

表情を失っている子。

全員が違う。

まだまだ、力不足の私は、理想的な英会話の授業をめざした。

でも、ある日、ふと感じた。

ただ、ただ、普通に、学校のように、教えてほしい。

勉強したい。(勉強するあの日、のようになりたい。)

そんな、声なき声が、聞こえてきた。

普通に、学校に行き、

普通に学ぶ。

そんな普通を、いやでも意識した、そんなときでした。

コロナ渦の今、子供たちの普通を、応援したい。

あの日を、思い出しながら、再認識する日となった。